SNSから何人来たか分からない原因は、ほとんどの場合「投稿URLに目印(UTM)が付いていない」ことと、「自分の確認アクセスが集計に混ざっている」ことの2つです。今日やることも2つで、計測の土台を直してから、投稿URLにUTMを付けます。

この記事は、ETERNALd.c.t代表の畑和寿(AI導入支援・ホームページ制作)が、2026年9月27日から10月2日に実際に作業した記録です。X・Threadsの未投稿の下書き29件にUTMを自動で付け、GA4(Googleのアクセス解析ツール)の集計を本番サイトだけに絞りました。

先にお断りしておきます。作業したのは10月2日で、効果はまだ測れていません。この記事に効果の数字は出てきません。 読み終えたら、今日中に自分の投稿URLへUTMを付け、自分のアクセスを集計から外すところまで進められます。

公開:2026年10月(効果が測れたら追記し、最終更新日を更新します)

SNSから何人来たか分からない原因は2つ、今日やることも2つ

結論から書きます。UTMが無いと流入元が正しく判定されないことがあり、自分のアクセスが混ざると数字が実態より膨らみます。この2つを順番に直します。

原因1:投稿URLに流入元の目印(UTM)が付いていない

XやThreadsのアプリ内ブラウザや、短縮URLを経由したアクセスは、どこから来たのかの情報が途中で失われることがあります。その場合、GA4では「direct(直接)」や「referral(参照)」にまとめて入ってしまう場合があります。これでは、SNSから来た人なのかどうか分かりません。

原因2:自分の確認アクセスやテスト環境のアクセスが集計に混ざっている

発信している人ほど、投稿のたびに自分でリンクを開いて表示を確かめます。ホームページを作っている人なら、手元のパソコン(ローカル環境)で表示を確認することもあります。そのアクセスがGA4に送られると、自分の閲覧で数字が膨らみます。

今日やる順番は「計測の土台を直す → UTMを付ける」

順番を逆にすると、せっかくUTMを付けても、自分のアクセスが混ざった数字を見ることになります。だから私は、土台を先に直しました。

SNS投稿からGA4集計までの流れとUTMの位置

9/27〜10/2の作業ログ:何をどの順番でやったか

日付ごとに、何を見て何をしたかを並べます。

日付やったこと位置づけ
9/272サイトの広告からの流れを、期間ごとに突き合わせた広告からの流れの確認
9/309/21〜27の検索の確定値を確認した(9クリック・117表示)検索側は確定値が出せた。SNS側はこの時点で数字が無かった
10/2GA4の集計を本番ホストだけにし、ローカル確認を送らない変更をstagingに入れた計測の土台の修正(本番は未反映)
10/2X・Threadsの下書き内のサイトURLにUTMを自動で付けた。未投稿の29件にも付け、司令塔を再起動した未投稿の下書きにも適用
10/2ホームページの機材ページへの導線8URLについて、7日間の計測を取ったUTM導入前の記録

9/27:2サイトの広告からの流れを期間ごとに突き合わせた

2サイトそれぞれについて、広告からの流れを期間ごとに分けて突き合わせました。ここでは、突き合わせたという作業の事実だけを記録し、数字は載せません。

9/30:9/21〜27の検索の確定値(9クリック・117表示)を確認した

これはSearch Console(Googleの検索結果での表示やクリックを見る無料ツール)の確定値で、SNS流入の数字ではありません。検索側はこうして週単位の確定値が出せた一方、SNSから何人来たかを示す数字は、この時点ではありませんでした。

10/2:GA4の集計を本番ホストだけにし、ローカル確認を送らない変更をstagingに入れた

ホストとは、URLのドメインの部分(example.comなど)のことです。stagingは、本番に出す前に試すための環境です。詳しくは次の章で書きます。

10/2:X・Threadsの下書きにUTMを自動で付けた(未投稿の29件にも付けて司令塔を再起動)

司令塔とは、私が投稿の下書きや予約をまとめて動かしている自前の仕組みのことです。詳しくは後半で書きます。

10/2:ホームページの機材ページへの導線8URLの7日間の計測を取った

ここでは「取ってきた」ことだけを書きます。UTMを付ける前の状態を残しておき、あとで比べるためのものです。

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UTMより先に、GA4で自分のアクセスを集計から外す

結論は、計測タグを本番のドメインでだけ動かし、手元の確認画面からはGA4にデータを送らないことです。

なぜ先にやるのか:自分の確認アクセスとテスト環境が数字を汚す

ひとりで発信している場合、1日のアクセス数はもともと多くありません。そこに自分の確認アクセスが数回混ざるだけで、割合が大きく変わってしまいます。企業向け記事でよく出てくる「社内IPの除外」より、個人では「自分の確認アクセス」のほうがずっと身近な問題です。

筆者がやったこと:集計を本番ホストだけにし、ローカル確認は送らない

私が入れた変更は2つです。

  • 集計の対象を、本番サイトのホストからのアクセスだけにする
  • 手元のローカル環境で表示を確認したときは、GA4にデータを送らない

正直に書くと、この変更はまだstagingに入れた段階で、本番には反映していません。本番に出るまでは、今の数字にも自分のアクセスが混ざっている前提で見ています。

コードを触らない人向け:IPで内部トラフィックを除外する方法と、その限界

サイトのコードを触らない人は、GA4の管理画面から設定できます。

  1. [管理]→[データストリーム]→ 対象のウェブストリームを開く
  2. [タグ設定を行う]→([もっと見る]の中の)[内部トラフィックの定義]で、自宅や事務所のIPアドレスを登録する
  3. [管理]→[データの設定]→[データフィルタ]で内部トラフィックのフィルタを確認し、状態を「有効」にする(作成直後は「テスト」になっている場合があります)

ただし限界もあります。自宅の回線はIPアドレスが変わる場合があり、スマホのモバイル回線は外しにくいです。パソコンのブラウザなら、Googleが提供している「Google アナリティクス オプトアウト アドオン」を入れる方法もあります。

設定できたかの確かめ方:リアルタイムレポートとホスト名

  • 自分でサイトを開き、GA4の[リアルタイム]レポートに自分のアクセスが映らないか確認する
  • [探索]レポートで「ホスト名」を表示し、本番以外のホストが混ざっていないか確認する

UTMパラメータとは?ひとりの発信者が使うのは3つだけ

UTMパラメータとは、URLの末尾に付ける「どこから来たか」の目印です。ひとりで発信している人なら、使うのは次の3つだけで足ります。

utm_source・utm_medium・utm_campaignの役割

パラメータ意味例
utm_sourceどこから来たかx / threads / note
utm_mediumどんな種類の流入かsocial
utm_campaign何の投稿・企画か記事名や企画名を英小文字で

ほかにutm_termとutm_contentもありますが、個人の発信では無くても困りません。

命名ルール:半角小文字・表記を統一する

GA4は大文字と小文字を区別します。「X」と「x」が混ざると、別の流入元として数えられてしまいます。最初に「すべて半角小文字」と決めて、メモに残しておきましょう。

GA4のチャネル分類に合わせる:mediumはsocialにする

utm_mediumをsocialにしておくと、GA4の[Organic Social]というチャネル(流入の大分類)に入りやすくなります。

X・Threads・noteでのUTMの付け方(コピペ用の例つき)

以下は説明用の例で、私の下書きに入っている値そのものではありません。自分のURLに置き換えて使ってください。

Xの投稿とプロフィール欄

  • 投稿:https://example.com/article/?utm_source=x&utm_medium=social&utm_campaign=utm-ga4-log
  • プロフィール:https://example.com/?utm_source=x&utm_medium=social&utm_campaign=profile

URLが長くても、Xは自動で短縮して表示するので、投稿の見た目は気にしなくて大丈夫です。

Threadsの投稿とプロフィールのリンク

  • 投稿:https://example.com/article/?utm_source=threads&utm_medium=social&utm_campaign=utm-ga4-log
  • プロフィール:https://example.com/?utm_source=threads&utm_medium=social&utm_campaign=profile

note記事の本文リンクとプロフィール

  • 記事本文:https://example.com/article/?utm_source=note&utm_medium=social&utm_campaign=utm-ga4-log
  • プロフィール:https://example.com/?utm_source=note&utm_medium=social&utm_campaign=profile

プロフィール欄はcampaignを「profile」に分けておくと、投稿から来た人と区別できます。

URLを作る道具:Campaign URL Builderか、決まった型の文字列

Googleの「Campaign URL Builder」を使えば、項目を入力するだけでURLができます。慣れたら、上の型をメモ帳に置いて、campaignだけ書き換えるほうが速いです。

注意点は2つです。

  • campaignに日本語を使うと文字化けしやすいので、英数字とハイフンにする
  • 短縮サービスやリダイレクト(転送)を挟むと、パラメータが消える場合があるので、投稿後に自分で一度クリックして確かめる

手作業をやめて下書き29件に自動で付けた話

なぜ自動にしたか:毎回手で付ける作業をなくすため

一般的に、UTMを毎回手で付けると、付け忘れや大文字・小文字の揺れが起きやすくなります。ひとりで回している以上、この作業は仕組みに任せることにしました。

やったこと:下書き内のサイトURLを見つけてUTMを付け足し、司令塔を再起動

10月2日に、X・Threadsの下書きに入っているサイトURLを見つけて、UTMを自動で付け足すようにしました。すでに予約していた未投稿の29件にも付け直し、新しい内容を読み直させるために司令塔を再起動しています。

自動化までしなくても大丈夫です。投稿テンプレートにUTM付きのURLを1本置いておくだけでも、付け忘れと表記ゆれはかなり防げます。

まだ分からないこと・気をつけた点

  • 投稿済みの分には付いていないので、10月2日の前と後で数字はつながりません
  • すでにUTMが付いたURLに二重で付けないか、という点は確認が必要です
  • 効果は、まだ測れていません

GA4でSNS流入を確認する手順

[集客]→[トラフィック獲得]で「セッションのソース/メディア」を見る

  1. GA4の[レポート]→[集客]→[トラフィック獲得]を開く
  2. 表の左上のプルダウンを「セッションのソース/メディア」に切り替える
  3. 「x / social」「threads / social」「note / social」の行を探す

キャンペーン別に見る:「セッションのキャンペーン」に切り替える

プルダウンを「セッションのキャンペーン」にすると、どの投稿・企画から来たかが分かります。「profile」の行を見れば、プロフィール欄経由の人数も分かります。

GA4トラフィック獲得レポートでSNSのソース/メディアを確認する画面

反映まで待つ時間と、数字が少ないうちの見方

標準レポートは反映に時間がかかる場合があります。付けた当日は、[リアルタイム]レポートでUTMが届いているかだけ確認すれば十分です。

個人の発信は1日の数字が小さく、ぶれやすいです。だから7日単位で見ます。私が機材ページへの導線8URLを7日間で取ったのも、同じ理由です。

付けた直後で、効果はこれから:次に確かめること

今わかっていること・まだわかっていないこと

UTMとGA4の修正は10月2日に入れたばかりです。GA4の修正は、まだ本番に出ていません。SNS別に何人来たかは、現時点ではまだ言えません。

1〜2週間後に見る3つの数字

  1. X・Threads・note別のセッション数(7日単位)
  2. 同じ7日間の検索クリック(Search Console)とSNSセッション(GA4)を並べる。クリックとセッションは定義が違うので、どちらが人を運んでいるかの目安として比べる
  3. 機材ページへの導線8URLについて、修正前の7日計測との比較

うまくいかなかった場合の見直し方

  • directが減らない → 短縮URLやリダイレクトでパラメータが消えていないか確認する
  • 同じ媒体が2行に分かれる → 大文字・小文字やスペルの揺れを直す
  • 自分のアクセスが残る → IP除外のフィルタが「有効」か、回線が変わっていないか確認する

結果が出たら、この記事に追記する予定です。

今日やるチェックリスト(30分版)

  • [ ] GA4のリアルタイムレポートで、自分のアクセスが映るか確認する
  • [ ] IP除外かタグの出し分けで、自分のアクセスを外す
  • [ ] source / medium / campaignの命名ルールを1行メモに決める
  • [ ] X・Threads・noteのプロフィールリンクにUTMを付ける
  • [ ] 次の投稿1本に、UTM付きURLを入れる
  • [ ] 自分でクリックして、リアルタイムレポートに届くか確認する
  • [ ] 1週間後に数字を見る日を、カレンダーに入れる

よくある質問

UTMを付けると投稿の見た目や拡散に影響しますか?

Xは長いURLを自動で短縮して表示するため、見た目への影響は小さいです。拡散への影響ははっきりしないため、気になる場合はプロフィール欄から試すのがおすすめです。

noteの記事からの流入はUTMなしでも分かりますか?

ブラウザで開かれた場合は、参照元としてnoteが記録されることがあります。ただしアプリ経由などでは分からなくなる場合があるので、UTMを付けておくほうが確実です。

スマホで自分が見た分も外せますか?

スマホは回線によってIPアドレスが変わるため、IP除外だけでは外しきれない場合があります。確認はなるべくパソコンのブラウザ(オプトアウト アドオンを入れたもの)で行い、スマホで見た日はメモしておくのが現実的です。

まずは今日、UTMを1本付けてみてください

今日、UTMを1本付けて、自分のアクセスを外すところまでやってみてください。それだけで、1週間後に見る数字の意味が変わります。

この記録の続き(1〜2週間後に効果が測れたら、その数字を出す予定です)や、記事作りとSNS計測を自動化している仕組みの話は、X(@kazuto_AI_auto)で発信しています。Brainで準備している「SEO記事自動制作ダッシュボード」の告知もXで流しますので、よければフォローしてお待ちください。

著者:ETERNALd.c.t代表 畑和寿(AI導入支援/ホームページ制作)
運営者情報:ETERNALd.c.t 公式サイト
公開:2026年10月/最終更新:2026年10月(効果測定後に追記予定)