結論から言います。判断の分かれ目は「AIで作れるか」ではなく「公開したあと、自分で回し続けられるか」です。
AIツールを使えば、ホームページの形は作れます。つまずくのは作る段階ではなく、公開したあとの更新・問い合わせ対応・集客です。この記事では、AIで作れる範囲と作れない範囲、自作と依頼の線引き、そして自作で実際に止まりやすい落とし穴を整理します。
この記事でわかること
- AIでホームページはどこまで作れて、何ができないのか
- 自作が向く人・依頼が向く人を分ける7つの質問
- AI自作でつまずく3つの落とし穴(公開後の運用まで含めて)
ETERNALd.c.tはAI導入支援とホームページ制作の両方を事業として行い、社内の業務でもAIを毎日使っています。だからAIでの自作を否定しません。煽らずに、あなたが自分で判断できる材料を出すのがこの記事の役割です。
結論:判断の分かれ目は「作れるか」ではなく「公開後に自分で回せるか」
AIで作れるかどうかは、もう判断材料にならない
数年前なら「自分で作れるか」は立派な判断軸でした。今は違います。AIサイトビルダーもChatGPTのような生成AIも、指示を出せばそれなりの見た目のページを出してきます。つまり「作れるか」はほぼ全員YESになり、比較軸として機能しなくなりました。
ホームページは「完成」ではなく「運用開始」がスタート地点
制作費だけで比べると判断を誤ります。サイトは公開日から、実績の追加、料金改定の反映、スマホ表示の確認、問い合わせフォームが本当に届いているかのテスト、ドメインとサーバーの更新といった作業が始まります。ここを誰がやるのかを決めていないサイトは、半年で情報が古いまま止まります。
だから最初に決めるのは「更新する人を置けるか」
構造はシンプルです。
- 自作=制作費を抑える代わりに、設計と運用を自分で背負う
- 依頼=費用を払って、設計と運用の一部を任せる
この軸で考えると、判断材料は「予算」ではなく「時間と体制」になります。当社が大切にしている約束のひとつが「丸投げにさせない、置き去りにしない。ツールを渡して終わり、納品して終わりにしない」です。渡して終わりにしないという前提で考えるからこそ、公開後に回せるかを最初に確認します。
AIでホームページはどこまで作れる?できること・できないことの線引き
AIホームページ作成ツールと生成AIの違い
まず言葉を整理します。
| 種類 | できること | 注意点 |
|---|---|---|
| AIサイトビルダー型 | 質問に答えるとデザイン・レイアウト込みのサイトが自動生成される | そのツールの中でしか編集できない場合がある |
| 生成AI活用型(ChatGPTなど) | 文章の下書き、構成案、画像素材の作成 | サイトとして公開する作業は別途必要 |
AIが得意なこと
- デザインテンプレートの自動生成、配色やレイアウトの叩き台
- 文章の下書き、見出し案、言い換え
- アイコンやバナーなどの画像素材
数時間から数日で「形」までは到達できます。ここは素直に速いです。
AIが苦手なこと
- 誰に何を売るかという設計
- 料金・サービス内容・実績といった事実情報
- 「同業と比べて何が違うのか」の言語化
- 公開後に、どこを直すかの判断
当社はライバー事務所の運営でもAIを使っています。配信データから「伸びる時間帯」「刺さる企画」を見える化したり、アイコンやサムネイルの制作に活用したりしています。毎日使って実感しているのは、AIは叩き台を出すのは速いが、どれを採用して何を直すかの判断は人間が持ち続けないといけないということです。ホームページも同じで、判断を手放した瞬間に「よくあるサイト」になります。

費用感と、無料ツールで気をつける点
一般的に、自作なら独自ドメインとサーバー代で年間数千円〜数万円+ツール利用料、依頼なら数万円〜数十万円と幅があります(当社の料金表ではなく、あくまで相場の幅として捉えてください)。
無料ツールを選ぶ場合は、次の4点を先に確認してください。
- 独自ドメインが使えるか
- ツール側の広告が表示されないか
- サービス終了や仕様変更の可能性
- データを書き出して他へ移せるか
ホームページは事業の資産です。その資産をどこに置くのかという視点だけは、最初に持っておいた方が後で困りません。
読みながら気になったことは、そのままLINEで
「うちの場合はどうなる?」という個別の質問に、担当者がLINEでお答えします。
公式LINEで相談する質問だけでも大丈夫です。担当者がLINEでお返事します。
自作が向く人・依頼が向く人|7つの質問でわかる判断チェックリスト
当社はライバー応募の前に「かんたん診断7項目」(端末・経験・働き方・使える時間・希望スタイル・実現したいこと・条件確認)を用意し、相談前にご自身の状況を整理してもらっています。同じ考え方で、ホームページ版の7問を作りました。専門用語は使いません(「中学生にも伝わる言葉で説明する」が当社の約束のひとつです)。
Q1〜Q3:更新体制
- 月1回以上、自分で文章を書いて更新する時間を確保できますか?
- サイトを触れる人が、自分以外にいますか?
- 表示崩れやフォームの不具合に気づける人がいますか?
Q4〜Q5:サイトの役割
- サイトは名刺代わりですか? それとも問い合わせを取る営業装置ですか?
- 掲載する料金とサービス内容を、自分の言葉で説明できる状態ですか?
Q6〜Q7:事業フェーズ
- 事業を始めたばかりで、売るものが固まりきっていない段階ですか?
- 半年以内に、事業の柱を変える可能性がありますか?
結果の読み方
YESが多いほど自作向きです。ただしQ1(更新の時間)とQ5(自分の言葉で説明できるか)がNOなら、自作は高い確率で途中で止まります。 ここは言い切ります。
| 自作が向くケース | 依頼が向くケース |
|---|---|
| まず存在を示す名刺代わりのサイト | 問い合わせが売上の生命線 |
| 売るものが変わる可能性がある | サービスと料金が固まっている |
| 自分で触って直すのが苦じゃない | 更新に時間を割けない/人がいない |
| 予算より時間をかけられる | 時間を買ってスピードを優先したい |

AIで自作したホームページがつまずく3つの落とし穴
落とし穴1:原稿が書けなくて、公開まで到達しない
AIは枠を数分で作ります。しかし、自社の強み・料金・実績は事業者本人の中にしかありません。ここで手が止まり、仮の文章のまま数か月放置される——これが一番多いパターンです。
原稿が書けない原因は文章力ではなく、自分のサービスを他人に伝わる言葉に置き換える作業が終わっていないことです。対策は、完璧を目指さず載せる項目を先に決めて埋めること。そしてAIを「文章を書く人」ではなく「壁打ち相手」として使うことです。「この説明で初めての人に伝わりますか」と聞く使い方が一番効きます。
落とし穴2:公開後に更新が止まり、情報が古いまま放置される
公開後に発生する作業は、思っているより地味で細かいです。
- 実績・料金・営業時間の更新
- ドメインとサーバーの更新手続き
- スマホでの表示確認
- 問い合わせフォームが実際に届いているかのテスト
- ツール側の仕様変更への対応
特に見落としやすいのがフォームの不達です。届いていないことには気づけないので、「問い合わせが来ない=集客不足」と判断してしまいます。実際の原因がメールの不達だった、という構造は珍しくありません。月1回、自分でテスト送信してください。

落とし穴3:完成したのに問い合わせが来ない
原因はデザインの良し悪しではなく、ほとんどが「誰に何を伝えるか」の設計と導線の欠落です。読んだ人が次に何をすればいいのか分からないページになっている状態です。対策は1ページ1アクションに絞ること。
もうひとつ。当社はライバー募集ページで、良い面だけでなく審査・報酬還元率・契約期間(1年・自動更新)・必要端末といった条件まで先に書いています。書きにくいことまで書いたページのほうが、結果として相談につながるという実感があります。都合の良いことだけ並べたページは、読む側に「で、実際どうなの?」を残してしまうからです。
二択で決めなくていい|「まず自作、育ったら依頼」という第3の選択肢
自作か依頼かは、今日どちらかに決めなければいけないものではありません。
- 段階1:AIで自作して、まず公開する — 売るものが固まっていない段階では、完成度より「世に出して反応を見る」ほうが学びが大きいです。
- 段階2:反応を見ながら、足りない部分だけ相談する — 全部作り直す必要はありません。導線だけ、原稿だけ、という相談も成立します。
- 段階3:事業の柱が固まったタイミングで作り直す — ここで初めて本格的な設計が効いてきます。
自作の経験は無駄になりません。何を載せたいか、どこが更新しづらかったかを体験した人は、依頼するときに要件を具体的に伝えられます。結果として、出来上がるものの精度が上がります。
逆に、すでに問い合わせが事業の生命線になっている場合や、更新の時間がどうしても取れない場合は、最初から依頼したほうが早いです。切り替えのサインは次の3つです。
- 更新が2か月以上止まっている
- 問い合わせは来るが、内容がミスマッチばかり
- 自分の作業時間が、事業の時間単価に見合わなくなった
当社は「納品して終わり」にせず、ご自身で触れる状態にすることを重視しています。だから自作経験を否定せず、土台として活かす提案ができます。最初の一歩は誰にとっても勇気がいるものです。だからこそ、まず一歩を踏み出すこと自体を肯定したいと考えています。
よくある質問
AIで作ったホームページはSEOに弱いですか?
ツールの問題というより、中身の問題です。AIの下書きをそのまま使うと他社と似た内容になりやすく、そこが評価されにくい要因になります。自社固有の事例・料金・考え方が入っていれば、AIを使ったかどうかは決定的な差になりません。
無料ツールのままでも大丈夫ですか?
目的次第です。名刺代わりなら十分なこともあります。ただし独自ドメインの可否、広告表示、サービス終了リスク、データの持ち出し可否の4点は、選ぶ前に確認してください。
自作したサイトを後から制作会社に引き継げますか?
ツールによって分かれます。分かれ目は「データを書き出せるか」と「ドメインを自分名義で持っているか」の2点です。この2つを押さえておけば、引き継ぎの選択肢は残ります。
どのくらいの期間で作れますか?
AIツールなら形は数時間〜数日です。ただし実際は、原稿が固まるまでの時間が全体の大半を占めます。作業時間ではなく「文章を決める時間」を見積もってください。
まとめ:迷っている段階のまま、相談してください
判断軸をもう一度。「AIで作れるか」ではなく「公開後に自分で回せるか」です。 7つの質問のうち、特に重要なのはQ1(月1回以上更新する時間があるか)とQ5(料金とサービスを自分の言葉で説明できるか)です。
自作も依頼も、条件が合えばどちらも正解になります。間違いなのは、判断がつかないまま何も公開されない状態が続くことです。
迷っている段階=情報が整理できていない段階です。そこを一緒に整理するのが、相談の役割だと考えています。当社の面談は面接ではなく相談会です。つくる過程も楽しんでいただきたいので、まずは気軽に話しかけてください。
「自作か依頼か、決める前の相談」を受け付けています
ETERNALd.c.tはAI導入支援とホームページ制作の両方を行っているため、依頼を前提にせず「自作で進める場合の進め方」も一緒に整理できます。
- 公式LINE:IDを検索して友だち追加 → 「ホームページ相談」と1通送ってください(ID:@585fuemj)
- メール/フォーム:info@eternaldct.net / お問い合わせフォーム https://eternaldct.net/contact.html
相談だけでもOKです。即決は必要ありません。話した結果「自作で進めます」となっても、まったく問題ありません。
運営者情報
ETERNALd.c.t(エターナルディクト)/代表:畑 和寿/2025年5月設立/〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場3丁目2番22号 おおきに南船場ビル205
事業:AI導入支援/AIキャラクター・グッズ販売/ホームページ制作/ライバー事務所運営/音楽制作
理念:「夢を、形に。未来を、共につくる。」
公開日:2026年9月20日/最終更新日:2026年9月20日
